スーパーにて
夕食時
児童館で
この子、このまま大きくなったらどうなっちゃうのかしら。
私どんな風に対応すればいいの??
わがままな子、といっても状況や事例、年齢による成長過程による差があります。
【自分のわがままや都合を貫こうとして、親や周りを困らせてしまう王様子ども】がそのまま育つとどうなるのか。
大人はどんな対応をすればいいのかご紹介します!
子どもはなぜわがままを言うの?
子どもがわがままを言う原因
1歳〜5歳くらいの幼児の場合は満たされていないときにわがままを言って泣くことが多い
例えば‥
お腹が空いている
眠たい
疲れた
かまってほしい
寂しい
などなど
幼少期は、自分の体と脳のバランスがうまく取れません。
自分の体力の限界もまだわかりません。
そのため全力で遊んで疲れ果て、我がままが飛び出します。
眠たい、お腹が空いたなどの明確な理由がありそうな時は、大人が様子を見ながらご飯の時間を早めたり、少し間食の
時間を設けたり、就寝時間を調節してあげましょう。
疲れたかなと思ったら早めに休ませる。
お腹がすきそうだなと思ったらおやつを与えるなど、機嫌が急降下する前に事前に手を打っておきましょう。
先回りしてわがままを回避できれば親もイライラしなくて済みますよ。
また、【自我の芽生え】の時期でもあります。
いわゆる【イヤイヤ期】です。
イヤ!という否定の言葉や態度で自己表現を行います。
それらの自己表現は、成長の過程でとても大切です。
周りの大人は押さえつけるだけではなく、『成長の証』と思って理解してあげるよう努めましょう。
この過程の「イヤ」は子どもの自己表現。
大人は、「わがまま」と決めつけてはいけません。
できることはやらせてあげましょう。
できないことはきちんとできないことを説明するなどして、頭から押さえつけることは避けましょう。
体調が悪いときにも我がままはひどくなります。
我がままをいう様子に違和感を感じるなら、発熱していないかなど注意深く見てあげましょう。
弟や妹が生まれた時や仕事が忙しいなど構ってもらえない時や寂しいときの我がままは、叱らずにしっかりと話を聞いてあげましょう。
そうすることで少しは解消されます。
闇雲に叱るのはかわいそう。
上の子との時間をしっかりとる。
目と目を合わせてじっくり話を聞いてあげる。
膝に座らせて絵本を読んであげるなど、コミュニケーションをしっかりと取りましょう。
わがままな子とそうでない子の違いは?
小さな頃の我がままは、その子の気質が前面に押し出されているためです。
大きくなるに従って抑えられることが多いです。
しかし、大人の対応が間違ったものだと増長してしまうこともあります。
子どもをよく見て成長を手助けしてあげましょう。
もともと産まれ持つ子供の気質によって、大人がわがままな子、そうでない子、と感じることはあるでしょう。
①元々持つ気質が温厚で、環境の変化に強く、笑顔の多い子。
②繊細、敏感で、癇癪を起こしやすく、環境の変化に弱く怒りっぽい子。
がいたとします。
周りの大人からすると、①番の子の方がわがままが少なく、良い子、育てやすい子、と評価されることが多いでしょう。
②の子どもは育てにくい子、わがままな子どもとして引き合いに出されます。
しかし、0歳〜3歳くらいまでは顕著に現れる気質による性格の違いは、周りの大人の接し方により、成長とともにどんどん変化していきます。
でも、あまりに癇癪がひどい、こだわりがひどくて育てにくいと感じるなら、一度専門機関に相談してみましょう。
性格によるものなら「よかった」で済みますが、発達障害が原因の場合は早いうちからの療育が効果的です。
療育では、その子に合わせた接し方も学べます。
心配なら、専門機関へ相談を!
幼少期にわがままが酷いからといって、必要以上に心配する必要はありません。
しかし、極端な育てにくさを感じる場合は、発達障害が原因となる場合もあります。
そのような場合は定期検診や、行政の専門の機関へ相談してみましょう。
子供のわがまま、親はどう対応すればいいの?
毎日あの手、この手を変えてわがままを言ってくる子供。
そんな時、親はどのように対応すればいいのでしょうか?
親はこう対応しよう!
感情に任せて声を怒らない=怒ると叱るは大違い。感情のままに突っ走ってはいけません!
ダラダラ怒りはダメ=子どもがなんで叱られてるのか分からなくなります。ダメな理由は短くわかりやすく!
大人の意見は統一して=夫婦でダメなこと、良いことの境界線をきちんと話し合いましょう。
感情に任せて叱らない
言葉がわかるならきちんとダメな理由を伝えましょう。
まだ言葉の理解が難しいなら、「ダメなものはダメ」だけでも構いません。
それがいけないことだとわからせるのが大切。
できるだけ冷静に!
我が子のいたずらや、わがままが続くと大人もついイライラしてしまいますね。
でも、感情に任せて「怒る」のはダメです!
「叱る」と「怒る」では子どもへの伝わり方が異なります。
きちんと諭しながら叱れば『これはいけない事だからやめておこう』と考えます。
しかし、感情のまま怒ると『これは怒られるからやめておこう』となぜダメなのかが伝わりません。
言葉が理解できる年齢にはできるだけ冷静に、わがままがいけない理由を落ち着いて伝えてあげたいですね。
だらだらと引きづらない
子どもがなんで叱られているのかわからなくなるから。
叱るときは短く簡単にわかりやすく!
わがままを叱る、悟すのはとても大切です。
しかし、ダラダラと叱るのはNG!!
いつまでもダラダラと叱っていると、子どもはなぜ叱られているのか良くわからなくなってしまいます。
端的に何がいけないか、どうしてダメなのかをわかりやすい言葉で伝えましょう。
大人の意見はできるだけ統一する
「パパは良いのにママはダメ」は子どもを混乱させるだけですよ
ママはいいって言ったのに、パパはダメって言う…といのは最悪です。
できるだけそのようなことが無いように、大人の意見は統一しておきましょう。
ほかにも大人の都合で、昨日はいいけど、今日はダメ!はNG。
子どもが混乱します。
そんな時は、「今日はいい理由」をきちんと伝えていきましょう。
すぐに理解してもらうのは難しいですが日々繰り返していくことで、子供も少しずつわかるように。
わがままを放っておくと将来どうなる?
子どものわがままを放置すればこんな未来もあり得ます。
例えば
【お金遣いが荒くなり、生活がままならない】
【適齢期になっても自立できず、親に依存し続けてしまう】
【努力をせずに、ダラダラと暮らすようになってしまう】
などなど親にとっては最悪な未来ではないでしょうか。
諫めるわがまま、受け入れるわがままの見極めが必要です。
幼少期の教育は注意を払いましょう
多くの場合は、幼稚園、小学校、中学校、と自身の成長と環境の変化によって、年相応に変わっていきます。
しかし、あまりにも周りの環境によりわがままを諫めずに【王様子供】を育てあげてしまうと、幼少時代の『意思表示によるわがまま』が、『年齢に伴わない度が過ぎてしまったわがまま』に変貌しかねません。
やはり、幼少期の教育には、ある程度の注意を払う必要はありそうです。
まとめ
子供のわがままは、多くの子供達が通る成長過程であり、必要な意思表示です。
しかし、大人の接し方、対応により時間とともに変化していくのもわがままです。
毅然とした態度で、子供のわがままと向き合っていきましょう。