田舎って怖い! もはやミステリー!風習や都市伝説はどこにでも存在する?
地方には昔からの言い伝えや迷信、都市伝説が語り継がれているものです。
身の毛がよだつ怖い話は子供から大人まで誰にでも好まれる娯楽でもあるのではないでしょうか。
田舎にまつわるさまざまな「怖い」ことを、紹介していきます。
田舎にはよくある話、「妖怪」の言い伝え
「ぬっぺっぽう、ぬっぺふほぷ」
「のっぺらぼう」の由来となった妖怪です。
顔に目や鼻など「必ずある」と思うパーツが何一つありません。
夜道を歩いていると遭遇します。
人間になりすまして通行人に近づき、相手が油断したら正体を見せて驚かします。
「のっぺらぼう」は、人の体をしていて顔に何もない妖怪を指します。
一方「ぬっぺっぽう」は顔と胴体の区別はなく一体化しています。
「小豆洗い」
日本全国で語り継がれている妖怪です。
ゲゲゲの鬼太郎にも出てくる大変有名な妖怪ですよね。
川で小豆を洗っています。
正体は、イタチやキツネなどの動物であるとする地方もあります。
「二口女〜ふたくちおんな〜」
二口女は後頭部にもう一つ口を持つ女の妖怪です。
二口女は子供を虐待死させた女が妖怪になったものです。
二口女の由来
娘がいる男の後添えとなった女がいました。
女は自分の子供ばかりを可愛がり、先妻の子供を全く可愛がりません。
結果、先妻の子供を餓死させてしまいます。
その子の49日が過ぎた頃です。
夫が薪割りをしていた時、振り上げた斧が女の後頭部を割ってしまいました。
後頭部はぱっくり割れ、傷口は唇のようになり、頭蓋骨の一部が突き出し歯のようになり、さらに肉の一部が舌のようになりました。
後頭部にできた二つ目の口は定期的に痛みます。
しかし食べ物を入れると痛みが引いたのです。
人の道に外れた者が受ける罰であるというように言い伝えられています。
昔から地方に伝わる「妖怪伝説」は数多くあり、さまざまな伝わり方をしてきています。
正体は小動物のいたずらであると伝えられていたり、人間の醜い心や行いが作り出した戒めであり、罰であるという風に教訓として伝えられています。
怪奇現象? 田舎に多い、怖い話
田舎だけとは限りませんが、怪異譚は全国的に語りつがれています。
幽霊が出る話はどこにでも転がっているでしょう。
よくある怪異譚には次のようなものがあります。
暗い道路を車で通過していた時、目の前にふらりと人が飛びだしてきました。
慌ててブレーキをかけるも間に合わず、確かに人をはねてしまった感覚がありました。
しかし、辺りには何もありません。
はねたはずの人さえもいません。
警察に事情を話すと、「この場所では、よくある事なんです」と慣れたような、気の毒がるような言葉を返されました。
よくある怪異譚です。
嘘か本当か、体験した人だけが知るのでしょう。
「妖怪」より「おばけ」より怖い!?田舎の風習や人々
田舎には田舎独特のルールがあります。
独特ゆえ、その感覚に慣れないと「怖い」という感情が湧いてくるでしょう。
田舎のルール
・ 近所で亡くなった人がいた場合、その丁全体、つまり1丁目なら1丁目の全員が葬儀に出なければならない
・ 車で1時間ほど離れている家の人のことでも、名前や学校や会社を知っている
・ 県外や市外から越して来た人は、「よそ者」扱いして差別する
・ 田舎に嫁いで来たら、その土地の知り合いに「なるべく地味にしておいた方がいい」と言われた
・ 田舎の人の結束が怖い。
・ 洗濯物を3日ほど干していないと、「旅行でも行ってたの?」と言われた
・ 自分のよくわからない仕事については興味がなく、価値が低いと思っている
・ 噂がすぐに広まるので、オシャレも自由にやりにくい
これらのように、なんか怖いと感じてしまう、田舎の独特な地域性があるものですよね。
失礼な事を平気で言ってきたり、みんなの見る目が怖いので、法事などで田舎に帰るたびに嫌な思いをしている、という人も多いようですね。
都会から田舎に帰った人が怖いと感じる事には、こんな事もあるようです。
「女は台所に立つのは当たり前だ、と言う」
「アレルギーだと言うと、アレルギーは病気ではない。気合いが足りないだけだ、と言われた」
田舎は空気ぐ綺麗ですから、アレルギー体質の人も少ないのでしょう。
「都会での自分の勤務先の事を、地域のみんなが詳しく知っている」
田舎の風習や人々の価値観などは、慣れていない人からすると受け入れがたく、怖いものなのでしょうね。
人も怖いけど、動物も怖い!
鹿や猪、狸や猿、熊も出るので出歩くのがそもそも怖いですね。
このような動物に襲われたニュースは、よく目にします。
本当に怖いですね。
また、人が襲われなくても農作物を荒らしたりします。
被害にあわれた人は本当に怖いし腹立たしいでしょう。
とにかく色々と怖い
夜になるとあたりは真っ暗になります。
物騒で本当に怖いですよね。
病院も遠いので通うのも大変だし、急に何かあった時も非常に不便です。
救急車もなかなかこないので、危機感を感じている人も多いようです。
田舎だけじゃない
地方のさまざまな「怖い」をご紹介しました。
人は、未知の事や物、自分たちに馴染みのない事や物に対して「怖い」と感じるものです。
どこの地域にも、それらは存在しています。
田舎に限ったことではありません。
田舎の人も都会を怖いと思うことがあるはずです。
田舎出身だからといって、最初から警戒心や偏見を持つのではなく、お互いを知って理解し合い、尊重し合うことで世界が広がります。
あくまで話のタネとして、差別をしないでくださいね。