炭酸水はそのまま飲んでも、割って飲んでもとてもおいしい水です。
炭酸水の効能
健康や美容に良いと定着した感のある炭酸水は、さまざまな効果が期待できる飲み物として浸透しています。
疲労回復や食欲増進、便秘の解消など健康面の効果のほか、高カルシウム値を維持できたという研究結果もあります。
初めは炭酸水独特の風味や「味が付いていないこと」に対する違和感から、「まずい」と感じることの多い炭酸水です。
ですが、飲み慣れると炭酸の爽やかな刺激が癖になると評判です。
特に水分不足が心配される夏場などに炭酸水はオススメです。
炭酸水の流行の歴史:炭酸水はハイボールブームで定着
炭酸水は若い女性の間で、特に美容やダイエット目的で徐々に浸透していました。
「食前に炭酸を飲むと、満腹感が得られ食事の量が減らせる」
「冷え性や便秘が解消され、痩せやすい体になる」
などの理由で、若い女性の間で美容目的として密かに浸透していました。
ハイボールブームで炭酸水人気が爆発
2009年ごろの「ハイボールブーム」で、若い女性だけではなく幅広い年齢層に受け入れられました。
ハイボールとはウイスキーを炭酸水で割ったお酒です。
ハイボールはビールに比べ低カロリーで低糖質なので、太りにくいです。
また、安価で、「おしゃれ」に見えると、若者層に受けてブームとなりました。
ウイスキー初心者でも飲みやすく、糖質制限ブームの中、ビールに代わる「初めの一杯」として定着してきています。
ハイボールは自宅でも気軽に作れる
居酒屋や立ち飲み屋でも人気のハイボールは、自宅でも簡単に作ることができます。
ネット検索すると、多くのハイボールの作り方に関する情報がヒットします。
ハイボールの普及が、炭酸水の普及にも繋がりました。
自宅でハイボールを作った後の余った炭酸水をそのまま飲む習慣が定着し、癖になる爽快感から普段から炭酸水を愛飲する人が増加しています。
炭酸水は割って飲むのもおいしい
最近は炭酸水を直飲みする人が大多数を占めます。
水やお茶の代わりに食事の時や仕事中、休憩中にも炭酸水で水分補給する人が増えています。
直飲み以外にも炭酸水には美味しい飲み方があります。
何かで割って飲む飲み方です。
ここでは、おすすめの炭酸水の割り方を紹介します。
炭酸水+カルピス割
ポピュラーなものはカルピスです。
カルピスソーダはすでに市販されていますが、炭酸との割合で濃いめにも薄めにも自分好みに調整できます。
麦茶や紅茶を炭酸水で割っても美味しくいただけます。
炭酸水+紅茶割
紅茶と炭酸の組み合わせは相性がいいので、とてもおすすめの割り方です。
夏の暑い日の炭酸アイスティーは病みつきになります。
ミルクを入れるとミルクティーになり、好みでガムシロップを入れても美味しくなります。
炭酸アイスティーの作り方はとても簡単です。
炭酸水のペットボトルに、好みのティーパックを入れて3時間冷蔵庫で冷やすだけでできあがります。
お酒で割ってももちろん美味しい
ウイスキーで割るハイボール、焼酎を割るサワー、リキュール類など炭酸水はお酒との相性は抜群です。
炭酸水の焼酎以外の割り方を紹介します。
炭酸水+ジントニック割
初めてアルコールを炭酸水で割った飲み物はジン・トニックだと言われています。
ジンはトウモロコシなどで作られ、ジュニパーベリーで香り付された蒸留酒です。
このジンをトニックウォーターと呼ばれる香草や柑橘類、糖分を加えた炭酸水で割ってできるのがジントニックです。
ジン・トニックにはマラリアの特効薬であるキニーネが含まれるため、マラリアの感染防止のために飲まれるようになりました。
その後、炭酸で白ワインを割ったスプリッツァーやブランデー・ソーダなどのカクテルが登場します。
炭酸水+ウイスキー割のハイボールは19世紀後半に定着
ハイボールも19世紀後半に登場、アメリカの鉄道網の広がりとともに一般的な飲み方として定着して行きます。
炭酸水+焼酎は酎ハイと呼ばれるサワー
現在、炭酸水とアルコールの組み合わせの中で最も人気なのは「酎ハイ」とも呼ばれる「サワー」です。
サワーは本来、柑橘系のジュースに蒸留酒を混合したカクテルのことを言います。
日本では焼酎にジュースを混ぜたものを「サワー」と呼ぶことが定着しています。
そのほかにもリキュール類を炭酸水で割ったカクテルも甘みもまろやかで飲みやすく、主に女性の間で人気のアルコールです。
炭酸水ブームの火付け役であるハイボールも定着し、たくさんあるウイスキーの銘柄や炭酸水の炭酸の強弱の組み合わせで「自分好みのオリジナル」を作る楽しみ方も浸透しました。
休肝日にもオススメの炭酸水!
一週間に1、2日設けたほうが良いとされる休肝日に、どうしてもお酒が飲みたくなりますよね。
そんな時の飲み物に炭酸水をオススメします。
炭酸水の美味しさはその喉越しです。
炭酸水の銘柄にもよりますが、中にはビールに匹敵する喉越しの炭酸水もあります。
ビールの代替え品として飲んでも遜色ありません。
炭酸の刺激で、水やお茶を飲むよりもさらに強く満足感が得られます。
炭酸水は炭酸ガスが溶け込んだただの水なので、炭酸飲料のように糖分を気にすることもありません。
後味がべとつくこともありません。
また、炭酸水の健康への効果も期待でき、さらに安価で手に入りやすいです。
お酒の代替え品としては、かなり優秀な飲み物です。
炭酸水はそのままでも美味しい
炭酸水の美味しさは何と言ってもその喉越しの良さです。
暑い日にキンキンに冷えた炭酸水が喉を通っていくしゅわしゅわとした感覚は、頭をシャッキリとさせてくれます。
身体中に水分が浸透するのが体感でき、味覚だけではなく、体にも美味しい感覚です。
炭酸水は、アルコールで割ったり、ジュースで割ったりとバリエーションが広がります。
炭酸水がさまざまなものと合う理由は、炭酸水が味の付いていないただの水だからです。
ただの水だから、ジュースやアルコールで割っても邪魔にならないし、そのまま飲んでも後味もなく、体に害になることが少ないです。
炭酸水にも種類があります
1,水に炭酸を加えて、圧力をかけて作った「炭酸水」。
2,自然に湧き出る炭酸泉をボトリングした「ミネラルウォーターの炭酸水」。
そのほかにも、水にクエン酸、重曹を加えて作る「ソーダ水」もありますが、こちらは別物と考えて良いでしょう。
炭酸水は美味しいだけではありません。
炭酸水は健康に関して多くのメリットがあります。
炭酸の刺激で胃腸の働きが活発になり、腸が刺激され便秘の改善が期待できます。
疲労回復にもよく、血流が促進されるため、肩こりや冷え性などの改善にも期待ができます。
また、炭酸ガスを体内に取り込むことにより、有酸素運動と同じ働きをもたらすことも期待できます。
ダイエットのサポート飲料としても炭酸水は有能です。