子供の日焼け対策はどうする?
紫外線が強くなるにつれて、子供の肌が心配になりますよね。
そもそも、子供にとっては日焼け止めは必要なのか?
何歳から使っていいのか?
どれを選べばいいのか?
分からないとだらけですよね。
そこで、子供の日焼け止めの選び方や、使う時のポイントなどをおさらいしましょう。
外遊びはどうすればいい?
夏の日差しが強いとき、子供を外に出すのはちょっとためらいますよね。
紫外線は、肌に悪いと聞いて気になるけれど、子供の紫外線対策ってどうすればいいのか気になります。
子どもには外遊びも大切なので、紫外線を心配し過ぎるばかりに室内に閉じ込めておくのはあまり良くありません。
紫外線量に気をつけましょう。
紫外線を極力浴びないために
紫外線が強くなるのは・・初夏から夏
特に強くなる時間帯は・・10時から14時!
なるべく日陰を使ったり、この時間は外遊びをしないなどの対処が必要!!!
紫外線が多くなるのは、初夏から夏にかけてです。
まずは、遊ぶ時間に注意しましょう。
紫外線が特に多くなる10時〜14時は、なるべく外遊びは避けて、朝や夕方にするのがおすすめです。
なるべく、日陰を使いましょう。
日陰の紫外線の量は、日向の半分になります。
日陰のたくさんある場所を選ぶのもポイントです。
帽子や襟のある服は日焼けを防ぐために必須!
服で日焼けを防ぐのは効果的。
紫外線カットのパーカーなどは用意しておくと便利!!
やっぱり、日焼け止めは塗った方がいい
それから、つばのある帽子や、えりのある服を身につけるのも大事です。
衣類で肌を覆うことも日焼けの予防には大切なので、紫外線がなるべくカットできるものを選びましょう。
一年の中で紫外線は、4月下旬頃から強くなりはじめ、6月〜9月いっぱいがピークです。
そのため、4月から9月末までは日焼け止めを塗りましょう。
なかでも、10時〜14時くらいの時間帯に外に出る時は、紫外線のダメージに十分注意しましょう。
日焼け止めは何歳から必要なの?
生後3ヶ月になっていない赤ちゃんの場合は、肌が特に敏感なので、市販の日焼け止めを塗るのは控えましょう。
3ヶ月を過ぎると、市販のものも使って大丈夫ですが、ベビー用や、低刺激のものを選びましょう。
お店では、「ノンケミカル」のものがあります。
紫外線吸収剤が入っていないものをノンケミカルといいます。
香料や色付きのものも刺激が強いです
紫外線吸収剤が入っていると、刺激が強く、肌がかぶれることがあります。
また、香料や色がついているものは、肌にとって刺激になることがあります。
なるべく無香料、無着色のものを選びましょう。
正しい塗りかたってあるの?
子どもに日焼け塗るとき、どのくらい塗ったらいいのか分かりませんよね。
一度塗ってあげたらそれで良いような気持ちになってしまいますが、ただ塗ればいい訳ではないのです。
子どもへの日焼け止めの塗り方は、重ね塗りと、塗り直しが肝心です。
子どもの顔に塗る場合は、乳液タイプなら1円玉くらい、クリームタイプなら7〜8ミリくらいの量を顔全体にのばします。
効果を持続させるためには、2〜3時間に一度くらいの間隔で塗り直すことが大切です。
また、ちょっと気をつけておいたほうがいいことがあります。
まれですが、初めて使う日焼け止めだとかぶれてしまうことがあります。
先ずは、体の皮膚が丈夫そうなところに塗ってみて、大丈夫そうなら顔に塗る様にしましょう。
SPFとPAって何?
SPFやPAは、良くみかけますが、何の事なのか詳しくはわからない方が多いと思います。
SPFとは、紫外線をどのぐらい防ぐことができるのかを1〜50の数値で表したものです。
数値が大きいほど、日焼けを起こすUV−Bという紫外線を防ぐことができます。
UV−Bとは、急激に肌を日焼けさせ、赤みを起こす紫外線です。
PAとは、UV−Aという紫外線を防ぐ効果を+〜++++の4段階で表したものです。
UV−Aは、肌の中までジリジリと日焼け起こす紫外線です。
しかし、SPF値やPA値が高すぎるものを選ぶと、かえって子どもの肌には刺激的になってしまう場合があります。
SPF値などは高すぎず、低すぎず、子どもの肌にちょうど良いものを選びましょう。
小さいお子さんには年齢に合ったものを選びましょう。
未就学児の子どもには、「ベビー用」などの専用の商品があります。
お子さんが何人もいらっしゃる場合には、同じものを使い回すのではなく、それぞれの肌や年齢に合ったものを使いましょう。
ひどい日焼けをしてしまったら
万が一、肌が真っ赤になるほどの日焼けをしてしまったら、冷たい濡れタオルを当てて、肌を冷やして痛みの様子をみましょう。
心配なら受診しましょう
日焼けした肌は乾燥しているので、痛みが鎮まったら保湿剤を塗りましょう。
日焼けした肌は、やけどと同じです。
冷やしても痛みが治まらなかっまり、皮が剥けてきたら皮膚科を受診しましょう。
また、日焼けから脱水を起こすこともあるので、水分補給も大切です。
紫外線は悪いばかりではありません
紫外線は、悪いだけではありません。
太陽の光に含まれる紫外線には体を作るさまざまな効果があります。
殺菌効果や、骨の形成に必要なビタミンDの合成、新陳代謝の促進など、体に役立つ作用もあるのです。
紫外線を浴び過ぎないようすることが大切。
室内に閉じこもるのもよくないです!!!
日焼け止め対策で重要なのは、「紫外線を浴びすぎないようにする」ことです。
紫外線を気にするばかりに室内だけで遊ばせるのではなく、対策のポイントを押さえて、
紫外線と仲良く夏を過ごしましょう。