いちごは洗うか洗わないか?スーパーのパックのイチゴは洗うべき?
「いちご」って本当に美味しいですよね。
食べやすいですし、子供から大人まで大好きなのではないでしょうか?
だいたい、クリスマス準備をする頃から初夏の頃までスーパーなどに並びますよね。
決して安くはないので、ちょっと特別感がありませんか?
毎日たくさん食べるイメージではありません。
しかし、冷蔵庫に入っていたらちょっと嬉しいですよね。
その人気者の「いちご」ですが、どうやって食べていますか?
洗って食べますか?
洗わないで食べますか?
スーパーの「イチゴ」は洗う?
そもそも「イチゴ」って、洗ってから食べた方が良いのでしょうか?
結論は、「心配ならば、やはり洗った方が良いでしょう」です。
私たちの中には、「果物や野菜を食べる時にはまず洗う」という概念があります。
皮をむいて食べる物に関しても、調理する際に手や周囲に触れるので洗うという場合が多いです。
その理由のひとつは、「農薬」を気にしているからではないでしょうか?
確かに「いちご」は虫がつきやすい為、使用する農薬は多めだと言われています。
作物が栽培される際に使用するさまざまな薬が、私たちの手元に届いた時に残っている状態、すなわち「残留農薬」と言われる物が心配になるのも当然でしょう。
しかし、この「残留農薬」に関しては、厚生労働省がちゃんとした基準を設けているのです。
食品中の「残留農薬」などが、人の健康に害を及ぼす事のないように、食品ごとに残留基準を設定していて、その値を超えると販売する事ができなくなっています。
ですから、私たちの口に入る「残留農薬」は安全な値になっているのです。
「いちご狩り」では、洗わずに食べる事が多いのです。
農家の方が「洗わなくても安全ですよ」と仰るのは、この基準を満たしている、もしくは無農薬なのでしょう。
次に気になるのは、土や虫などがついていないかという「衛生的な不安」でしょう。
確かに、地面での栽培だと、土などが付着している可能性があります。
パック詰めにされてスーパーに並ぶまでの間に、どのような環境であったのかがわからないので、不安な方は洗った方が良いと言えるでしょう。
「残留農薬」に対しては安全基準がありますが、全く「0」というわけではないですし、土などが絶対についていないとは限りません。
衛生管理を疑うわけではありませんが、やはり心配なので洗って食べようと思う方は、そうする事をおすすめします。
スーパーのいちごの食べ方は?
美味しいいちごの見分け方
美味しい「いちご」を見極めるポイントのひとつは、ヘタがピンと張っていて、みずみずしい濃い緑色をしている、ということです。
そして、もうひとつの見極めポイントは、ヘタの近くまで果実が赤く張りがある、ということです。
中には、ヘタの近くまで赤く色付かない品種もありますが、ヘタの近くまで赤いものは美味しい「いちご」と言われます。
いちごの保存方法
スーパーでパックのいちごを買ってきたら、キッチンペーパーを敷いた保存容器にすぐに移しましょう。
洗わずにヘタも取らずにそのままの状態で、ヘタを下向きにして重ならないように並べます。
蓋をして、野菜室で冷蔵保存しましょう。
いちごは水分がつくと傷みやすい繊細なものなのです。
洗って食べる場合は、食べる分だけヘタのついたまま水洗いをして、すぐに食べるようにしましょう。
いちごのきれいな洗い方
清潔なボウルに水をはり、いちごを、そっとボウルに入れます。
水をはった所に入れるのがポイントです。
いちごはデリケートなので、当たると痛みやすくなります。
キッチンペーパーの上などに取り出して、水気を取ります。
いたってシンプルですが、この方法が1番いちごへの負担が少ないです。
気になるという方は、ボウルにいちごを浮かべたあとに流水で洗ってください。
水にお酢やレモン汁を少量入れて洗うと、いちごの鮮度が長持ちするとも言われています。
農業における「いちご栽培」
「いちご」は、その土地土地にあった栽培方法を用いて世界各地で栽培が行われています。
日本は、多雨湿潤気候に属しているので、本来はいちご栽培に適している環境ではありません。
しかし、ビニールハウスでの栽培技術が発展していき、現在では日本でも北から南まで幅広い範囲で栽培が行われています。
「いちご」は、とても繊細なものなので、ビニールハウスでの高温多湿な環境においてさまざまな病気や害虫の被害を非常に受けやすいと言われています。
そのため、農薬に頼らなければ育てられないという厳しい現実が作り上げられていきました。
しかしながら、国内では本当に珍しいですが、ごく一部の優良農家さんが「無農薬いちご」の栽培に着手されています。
大変貴重なので高価になりますが、一度は食べてみたいですよね。
「いちご」を美味しく食べる方法
「いちご」を美味しく食べるポイントは、
1.食べる直前に、ヘタを取らずに水洗いする
2.軽く水気を取ってヘタをとる
3.ヘタのついていた部分からかぶりつく
これです!
「いちご」は、先のとんがりの部分の方が甘みが強いので、ヘタのついている部分から食べていくと、より甘さを感じられて美味しいと言われています。
やはり、このシンプルな食べ方がおすすめです。
ひと手間加えるならば、
【いちご練乳】
いちごに、お好みで練乳をかけて食べる。
【いちごミルク】
いちごに、砂糖と牛乳をお好みでかけて食べる。
少し、いちごを潰して食べるとおいしさアップです。
【いちごジャム】
小さいものや鮮度が落ちてきたものは、
「ジャム」にしちゃいましょう。
1.いちごはヘタを取り、よく洗い水気を切ります。
2.いちごの20%〜30%ほどの砂糖をお好みでまぶし、1時間から2時間ほど置きます。
すると、いちごから水分が出てきます。
3.中火からやや強火にかけ、沸騰したらアクを取ります。
4.弱火で20分ほど、焦げないように混ぜながら加熱します。
5.火を止め、いちごの3%〜5%ほどのレモン汁を入れて混ぜます。
完成です!
美味しいいちごをご賞味ください
「いちご」の旬は長くありません。
ぜひ、美味しい「いちご」を食べてくださいね。