一人が好きな人の結婚観〜一人を愛する人々〜
友人やパートナーがいなくても気兼ねなく過ごせてしまう現代。
一人を愛する人も増えてます。
周りに合わせる必要もなく、気を使うこともない、自分の好きなことに没頭できる生活はとても贅沢です。
充実した時間を誰にも邪魔されたくないと思うのは人間誰しも同じです。
結婚という契約はその贅沢な時間をおびやかしかねません。
一人が好きな人の特徴
一人が好きな人は自分のペースを乱されることを嫌います。
パーソナルスペースに他人が入ることを嫌います。
気を使いすぎて疲れる人も
周りに気を使いすぎる人も多いです。
冒険家、植村直巳さんも周りに気を使いすぎてしまう性格のために、冒険は単独で行なっていました。
自分の世界観が大切
また、自分の世界観を大切にしている人も多いです。
世界観を壊されたくない、熱中している作業を妨害されたくないと考え、一人でいることを好みます。
人と関わるのが苦手
ただ単に人と関わるのが苦手な人もいます。
自分が脅かされるという恐怖感を持っている
一人が好きな人は、結婚によって、自分の価値観や世界観を脅かされると考える人が多いです。
今まで自由に使っていた時間もお金も、結婚することで取り上げられると危惧しています。
そのため、一人が好きな人は精神的にも経済的にも自立した人を理想とする傾向にあります。
自立した人間には依存されずに、今までどおり自分の好きなことに没頭できるからです。
一人が好きな人の恋愛〜結婚
一人が好きな人は恋愛や結婚が難しい傾向があります。
一人が好きだから部屋に引きこもりがちになるし、部屋に引きこもっていては出会いもありません。
また、一人を愛する人は一人の時間を楽しむことを知っています。
一人で全てが完結してしまっているのです。
そのため、いざ恋人ができても「煩わしい」と感じて長続きしなかったという事態になります。
そうなると結婚は難しくなります。
結婚は生まれ育った環境も考え方、嗜好も違う他人同士が共同生活を送ります。
他人が二人同じスペースにいると、考え方の相違や、言葉足らずや言い過ぎでトラブルやケンカが勃発します。
他人に煩わされたくないと感じる人には耐えられない環境でしょう。
しかし、結婚はそれだけではありません。
言い争いもおはようやおやすみの何気ない挨拶も一人ではできません。
一人が好きな人にとって結婚は、人との繋がりを保つ方法です。
相手にもよりますが、違う価値観との出会いなどによって「充実感」「安心感」が得られ幸福指数のアップにも繋がります。
一人が好きな男性との恋愛〜結婚
一人が好きな男性との恋愛や結婚は一筋縄では行きません。
一人が好きな人は一人で過ごすことが楽で、好きで、自己完結しています。
そこに異物が入り込むのはかなり難しいです。
恋愛に発展させるには話すことが必要です。
しかし、話す機会すら得られないという状況も考えられます。
一人が好きな男性には積極的なアプローチが必要です。
だらだらと会話するのではなく、男性の好きなもの熱中しているものを、興味深く、疑問を持って聞くことが最も効果的です。
人は自分の好きなものに興味を持ってもらえたら嬉しく感じます。
好きなものについての話は饒舌になります。
自分の好きなものを好んでくれる人には好意的になります。
また、彼の世界観を壊さないようにすることも大切です。
彼が一人で過ごせる時間を作るなどの配慮も必要ですし、自分自身も一人の時間を楽しむ余裕が大切です。
どちらか我慢したり窮屈に感じる関係は長続きしません。
一人の時間も一緒に過ごす時間もどちらも大切にしましょう。
どちらの時間も充実させることで、一人でいることを好む彼も結婚へ気持ちが傾くかもしれません
一人が好きなもの同士の恋愛〜結婚
一人で過ごすことが好きな者同士は相性が良いです。
互いに干渉せず、依存せずマイペースに自分の時間を充実できます。
しかし、一人が好きな者同士が恋愛〜結婚に至るには高い壁があります。
両人とも一人が好きで自己完結をしているのでそもそも出会わないからです。
出会っても恋愛に発展する可能性はほぼありません。
趣味が同じ、興味が似ているなどよっぽどのラブイベントが発生した以外での発展はかなり難しそうです。
どちらかが積極的にアプローチするならいざ知らず、両者とも一人が好きで、恋愛や人付き合いが煩わしいと思っているなら、恋愛に発展する可能性はほぼ0です。
それでもなんとか恋愛〜結婚にこぎつけられたら相性はバッチリ。
お互い干渉されない時間を持つことに理解があり、「一人が好き」という価値観も共通しているので無理せずに日常生活を送れます。
ずっと一人は寂しいと感じる瞬間がある
一人が好きでもずっと一人というのは難しいです。
ふとした瞬間に寂しくなったりすることもあります。
何より誰かと食べるご飯や、何気ない会話は、ホッと安心させてくれる充足感があります。
特に一人が好きな人は、一日中誰とも話さない日があります。
そんな時、パートナーとの「おはよう」「おやすみ」だけの会話でも安心感に繋がります。
一人が好きな人の理想的な関係
忙しい毎日で自分を取り戻すことのできる一人の時間を大切にしたい、というのは誰にで思い当たることがあるのではないでしょうか。
一人が好きな人の適度な関係は、互いにやたらと干渉しない、お互いを尊重しあえる関係です。
相手の世界観を大切にすることは重要ですが、相手の趣味に寄り添うのはNGです。
相手の趣味に寄り添うと、境界線がうやむやになります。
相手の好きなものに興味を持っても、寄り添う必要はありません。
最も理想的な形は人にもよりますが、同じ空間にいるけどお互い自分の好きなことをしている状態です。
相手の気配を感じつつ、干渉しない距離というのが一人が好きな人のベストな状態です。
そして、たまには完全な一人を楽しむ時間が持つこと。
これが一人が好きな人の理想的な関係でしょう。