いちごの保管方法が知りたい!
可愛くて、美味しいいちごは、魅力的です。
甘い香りと華やかさに、ついつい買ってしまうことも少なくないでしょう。
いちごを選ぶ際に注目すべきは、その鮮度。
ヘタの近くまで濃い緑の色がついているもの。
艶やかなもの、鮮やかな赤色をしたもの。
つぶつぶがたくさんあるもの。
これらを基準に選ぶと良いでしょう。
いちごは低カロリーで栄養豊富。
ビタミンCやカリウム、ポリフェノールなどの栄養素を多く含んでおり、大人1日のビタミンC必要量は、いちごを8〜10粒食べると摂取できます。
その一方で、いちごは傷みやすいという一面もあります。
適切な保存方法で傷みを防ぐことが可能です。
保存方法を変えることで長持ちさせることもできますし、さまざまな美味しさが味わえます。
保存方法は3つ!
いちごの保存の敵は「水分」、「乾燥」、「接触」です。
いちごは、水がつかないように気を付ける必要があります。
いちごにはビタミンCがたくさ ん含まれていますが、このビタミンは水に溶けてしまいます。
そして、いちごは濡れるとすぐに水っぽくなってしまいます。
保存方法1:常温保存
家庭で常温保存するなら、すぐに食べ切った方が美味しくいただけます。
常温で保管した場合、気温の低い冬場は2~3日、夏場は1日程度で鮮度が落ちてしまうからです。
買ってきてら早めに美味しくいただきましょう。
保存方法2:冷蔵庫で保存
冷蔵庫では、2〜3日の保存ができます。
その時にポイントは、ヘタはついたままにします。
ヘタを取ると、そこからビタミンCが流れ出て、さらに乾燥しやすくなります。
また、いちごは重なっている部分から傷みやすくなります。
鮮度を保ち、美味しく保管するためには、傷んだものは取り除き、いちご同士が重ならないように大きめの容器に移しかえ、ヘタを下にしてラッ プをかけて乾燥を防ぎます。
ヘタを下にするのは、より甘い先端が柔らかいからです。
いちごはヘタに近いところより先端の方が甘いです。
先端の方がよく熟れていて、ヘタの近くよりも果皮、果肉ともに柔らかくなっています。
いちごが自分の重さで潰れる事を防ぐため、未熟で硬いヘタの部分を下にします。
保存方法3:冷凍保存
イチゴは、冷凍保存することができます。
冷凍保存する時のポイントは、水気をきちんと切る事です。
イチゴをさっと洗った後、よく水気を切ります。
水気を服取った後、イチゴの5~10%にあたる量の砂糖をまぶします。
ヘタを取ってしまうとそこから栄養素が流出するのでヘタはつけたまま冷凍しましょう。
砂糖をまぶす理由は、イチゴを冷凍すると甘みが落ちてしまうから。
また、砂糖が凍ったイチゴ同士がくっつくのを防いでくれます。
加える砂糖の量は、イチゴ1パックで、だいたい大さじ1と 2分の1程度です。
上手に保存し、加工し、イチゴを存分に楽しみましょう。
いちごの保存方法による賞味期限の違い
いちごの最適温度は2°C~3°Cと狭い範囲です。
温度の低い、光が当たらない冷暗所にて保存しましょう。
常温だと、冬場は2~3日、気温の高い夏場は1日でダメになることもあります。
冷蔵庫で適切に保管することで、2〜3日、うまく保存できれば一週間程度持ちます。
しかし、「ヘタを取る」、「水さらす」などをするとすぐに傷んでしまいます。
冷凍庫では、適切に処理すれば、1ヶ月の保管が可能です。
一度解凍したいちごは、再び冷凍保存することができません。
まとめて大きな袋には入れずに、使う分ずつ小分けにしておくことがコツです。
冷凍いちごで絶品イチゴジャムを作ろう!
いちごを冷凍すると、いちごの細胞壁が壊れて、ジャムの粘りのもとになるペクチンが溶け出しやすくなります。
そのため、短時間で美味しいジャムが作れます。
ジャムを作る時に、冷凍いちごと、生のいちごでは、ジャムを作る手順が違うので要注意です。
生のいちごから作る時は、グラニュー糖をまぶして時間を置きますが、冷凍いちごから作る時は、まぶさないで下さい。
冷凍いちごなら、3分でジャムを作ることもできます。
【3分ジャムの作り方】
冷凍いちごは、あらかじめ解凍しておきます。
それをフライパンに入れて、ヘラで潰しながら3分煮ます。
とろみがついたら、火を止めて、砂糖とレモン汁を加えて完成です。
冷蔵庫で冷やすと、絶品手作りジャムが楽しめます。
冷凍いちごで簡単!絶品!シャーベット
冷凍したいちごは、そのままでもシャーベットのように食べられるので、スイーツ感覚で楽しめます。
冷凍いちごと練乳をなめらかになるまでミキサーにかけるだけで、本格的な豪華デザートに変身!
また、冷凍いちごとヨーグルト、はちみつをフードプロフェッサーにかけると簡単にアイスクリーム状になってひんやりスイーツになります。
甘くて、酸っぱいいちごは心も元気にしてくれます!
「人生はいちごの味がする」という名言があります。
いちごはいちごの味がするように、人生は幸福の味がする、という意味です。
甘いだけではなく、時として酸っぱい、つぶつぶを持つ真っ赤ないちご。
いちごはどのようにいただいても、それぞれ違った味わいがあり、食感も変わります。
美味しいだけでなく、いちごは健康や美容にも効果が認められています。
日々さまざまなことがある日常の中で、いちごは私たちの心も元気にしてくれているはずです。