青臭いは
言動が未熟なこと
若いなどの意味で使われます
【青臭い】という言葉。
まずは辞書を参考にしていくと2種類の意味を持っていることがわかります。
⑴青草(若い草)から発するような臭いがすること。
⑵言葉や言動などが未熟であること。幼稚、経験不足、若い、など
良く言うと、若々しい、初々しい若葉のような瑞々しいことや人を指します。
反対に、まだまだ初心者、ビギナー、経験値が浅い、未熟、などの意味で使われることも多いです。
また、類義語として【くちばしの黄色い】や、【青二才の】【駆け出しの】のような言葉が使われます。
青臭い人の特徴
それでは、青臭い人とは具体的にどのような人を示すのでしょうか?
周りから青臭いと思われてしまう特徴をまとめました。
考えが甘く、詰めが甘い
経験値の少なさや、中途半端で楽観的な思考により、考え方が甘く詰めも甘い。
それらが原因で、仕事やプライベートなどで失敗してしまうケースもあります。
しかし、多くの人は、失敗を積み重ねることで経験値がアップして青臭さが抜けていきます。
目上に当たる人に『おまえはいつまでも青臭さが抜けないな』なんて言われたら、要注意ですね。
【青臭い】には、良い意味と悪い意味がある。
実直で若々しい、初々しい感性などを褒められている
いつまでも成長しない、初心者のようなつまづきが多い
どちらの意味にも取れるので注意が必要
理想が高すぎる
理想が大きいのはとても素晴らしいことです。
しかし、あまりに理想が現実的でなく、客観的に自分や今の環境を把握できていない人は、周りからは「青臭い人」とみられています。
日々、小さな目標を達成が積み重なっていくことで、いずれ大きな目標にも近づいているはず。
考えなしの言動が多く、向こう見ずになりがち
青臭いと言われる人の多くは、希望や野心に溢れていたり、大きな目標を持っていたりととてもポジティブで活動的です。
経験値があまり多くなく、先を見据える想像力が育ちきっていない部分から、見切り発車になってしまったり、周りを顧みないため考え無しと思われる行動になってしまいます。
根回しに考えが及ばないのが青臭い証拠
大きな行動力は評価されます。
しかし、、一旦落ち着いて、少し先を見据える想像力も鍛えていくと、ポジティブな行動力はとても強みになっていきます。
行動を起こす時には、周りの空気や様子もよく観察してみましょう。
発進する前に、新しい発見が見つかるかもしれません。
自分に厳しく、人にも厳しい
青臭い、といわれる人は自分に厳しくあろうとする人が多いです。
そして残念なことに、それを人にも求めてしまいがちです。
「人は人」「自分は自分」と割り切れておらず、寛容な心で相手を受け止める器が育ちきっていません。
本当によくできた人、器が大きいと周りから評価をされる人は、相手を包み込み、受け入れるような懐の大きさを持っているのではないでしょうか。
また、相手を変えていくことは、自分を変えること以上に難しくて困難であり、時には無理かもしれません。
まずは人を受け入れるところから始めましょう。
自分の意見ばかりを主張する
青臭いと言われる人は、客観的に自分を見つめ直したり、相手の意見を聞き入れてそれを自身に取り込もうとはしにくい人です。
『自分が絶対に正しい』という思い込みが強いため、反対の意見を持つ人に耳を傾けることができなくなってしまうのです。
自分の意見ばかりを主張してしまうと、幼稚である、子供っぽい、偏屈だ、なんて評価に繋がりかねません。
まとめ
青臭い人の特徴とアドバイス
・考えが甘くさらに爪も甘い=経験を積み重ね、深く考えるようにしましょう。
・理想いが高すぎる=現実とのすり合わせが必要。客観的に状況を把握して!
・考えなしの言動が多い=落ち着いて、少し先を見据える想像力を鍛えましょう。
・自分にも人にも厳しい=自分と他人は違います。他者に寛容な気持ちを持ちましょう。
【青臭い】とは、どちらかというとマイナスな表現として使われがちです。
しかし、「若々しい感性」「フレッシュ、アクティブ」「積極的」と捉えると、決して悪いことばかりではありません。
青臭さは長所でもあり、短所でもあります。
しかし、それだけではなかなか周りから認めてもらうのは難しいのも現実です。
周りから【青臭い】【青二才】【くちばしの黄色い】なんて評価される際は、少し注意して自分を改め直してみましょう。
自分の見方を少し変えてみるだけで、物事が上手く進んでいくかもしれません。