赤ちゃんが美味しそうに飲んでいる「母乳」。
その姿を見て思った事はありませんか?
「母乳って、どんな味がするのだろう?」
赤ちゃんの時の記憶なんてありませんし、乳児以外は口にする機会のない物だけに、興味がわいて来ますよね。
それは、男性にも女性にも同じように言える事ではないでしょうか?
◯ 母乳を飲みたい男性はどのくらいいるの?
男性の4人に1人は、母乳を飲んでみたいと思っている、と言われています。
特に、実際に子供が生まれて、母乳を飲んでいる赤ちゃんの姿を見ている旦那さんに多いようです。
自分も飲んで育ってきたもので、現在我が子が飲んで育っているものがいったいどんな味なのか知りたいと思うのは、自然な事なのかも知れません。
◯ 大人が飲んでも大丈夫?
そもそも、母乳を大人が飲んでも大丈夫なのでしょうか?
その答えは、「あまりおすすめはしません」
というものです。
体に毒とまでは言いませんが、大人が飲むと
「下痢になりやすい」のです。
聞いた事がある人も多いかと思いますが、これはどうやら事実のようです。
母乳に含まれている「乳糖」には、カルシウムの吸収を助け、ビフィズス菌の成長を促す作用があります。
そして、人間の体には「乳糖」を分解する「ラクターゼ」という酵素があるのですが、この「ラクターゼ」は年齢とともに少なくなっていきます。
ですから、大人が飲むと下痢になりやすいので、ゴクゴク飲む事は避けた方が良いでしょう。
◯ 母乳っておいしいの?
母乳を与えた経験のあるママならご存知かと思いますが、母乳が手や体につくとベタベタします。
その事からも想像がつくように、ほんのり甘いです。
それは、脂肪と糖分が含まれているからだと言われています。
しかし、お腹にはあまりよくないので、おいしくてもたくさん飲むのはやめた方が良いでしょう。
◯ 母乳を飲みたい旦那の気持ち
4人に1人が母乳を飲みたいと思っていると言われているわけですが、実際に飲んだ事がある旦那さんはもっと多く存在します。
正確には、飲んだというよりも、味見程度に舐めたという人が多いです。
母乳を飲みたい理由としては、
・ 赤ちゃんが、あまりにも美味しそうにゴクゴク飲んでいるので。
・ どんな味なのか、ただただ興味があって。
・ 赤ちゃんが羨ましくて、ヤキモチを妬いて。
といったものがあげられます。
◯ 実際に飲んだ感想は?
では、飲んでみてどんな感想を持ったのでしょうか?
・ ほんのり甘くておいしかったけど、お腹が痛くなりそうでたくさんは飲めなかった。
・ 味が薄くておいしくなかった。もう飲みたくない。
・ 赤ちゃんの大切な命の素だと思ったら、申し訳ない気持ちになった。
様々な感想がありますが、ゴクゴク飲んだという人は少なく、あまりおいしくなかったという意見が多いようです。
◯ 母乳を飲みたいと思わない旦那の気持ち
一方で、飲みたいとは思わないという意見を持つ旦那さんはというと。
・ 赤ちゃんが飲む物と思っているから、そもそも飲みたいという発想が浮かばない。
・ 未知なものなので、なんか怖い。
・お腹が痛くなりそう。
という考えのようです。
◯ 妻たちの意見は?
母乳を与えている立場の奥さん自身も、
「どんな味がするのか、飲んでみたい」と思っているものです。
ですが、母乳がお母さんの血液から作られる事や、赤ちゃんにとっての必要性などを理解している奥さんの方が、興味で飲んでみたいという気持ちは少ないようです。
そんな奥さんたちは、母乳を飲みたがる旦那さんの事をどのように思っているのでしょうか。
・ 理解できるし、飲ませてあげる
旦那が母乳に興味を持つのは当然だし、ぜひ飲んでみて欲しい、という意見は多いです。
ただ、実際に飲んでみるとあまりおいしくはないらしく、一度飲むと満足して二度と言って来ない旦那さんが多いようです。
なかにはこのような意見も。
・ 直飲みはやめてほしい。ありえない。
絞ったもの、もしくは溢れてきたものを、少し指につけて味見してほしいという事のようです。
授乳中は、ただでさえそういう気持ちにはならない女性が多いです。
胸が張って痛いし、あまり触られたくないでしょう。
特に乳頭は赤ちゃんが口をつける場所なので、清潔に保つ必要があります。
直飲みをせがみ、除去シートで拭かれて悲しい思いをする旦那さんもいるようですね。
◯ 夫婦の気持ちに差が出来ますよね
母乳を与えている奥さんにとって、授乳はとても疲れるものなのです。
さらに、大切な赤ちゃんに対してとても神経質になってしまう時期でもあります。
乳児期はそれが一日中、毎日続くのです。
旦那さんの要望に応えている余裕などないのです。
赤ちゃんのお世話に加えて、旦那さんのお世話なんて出来ません。
一方で、旦那さんにしてみれば、一日中奥さんが赤ちゃんにかかりきりになってしまって、戸惑う事もあるでしょう。
しかし、母乳はあくまでも可愛い我が子のためにあるのだということを忘れないで下さい。
あまり、奥さんを困らせないようにしていただきたいと思います。
くれぐれも、お腹の不調には要注意ですよ。