麦芽とホップで作られた炭酸清涼飲料水、それが「ホッピー」です。
製造工程はビールと同じですが、完成時にはアルコールが0.8%になっています。
そのため、アルコール飲料の定義から外れ、お酒の弱い人にも飲みやすい物なのです。
◯ おいしい飲み方いろいろ
「ホッピー」のおいしい飲み方の基本スタイルは「3冷」です。
「3冷」とは、ホッピー、焼酎、ジョッキの三つをよく冷やして飲む、という飲み方で、最もポピュラーな基本の飲み方とされています。
さらにおすすめは、「ジョッキは凍らせる」事です。
そうするとよりおいしく飲めます。
とにかく「冷やす」のです。
しかし、冷たくすればいいからと言って、氷を入れてしまうのはNGです。
氷を入れるのが好きな人には良いでしょうが、味も炭酸も薄まってしまうので、基本的には推奨されていないのです。
「初めて挑戦する」
「おいしい飲み方がわからない」
という人は、まず居酒屋などで注文してみてはいかがでしょうか?
ベーシックでおいしいスタイルを、楽しむ事が出来るでしょう。
【居酒屋でのホッピー】
居酒屋などの飲食店で「ホッピー」を注文すると、ジョッキに入った焼酎とホッピーが提供されます。
ジョッキにホッピーを注ぎ、泡を立てて作りましょう。
ジョッキの焼酎とホッピー、どちらかが無くなるとそのつど注文して楽しみましょう。
注意点としては
お店によっては、焼酎入りのジョッキに氷が入っている所があります。
その理由は様々ですが、
「ジョッキを凍らせるスペースを確保出来ない」「氷でかさ増しをしている」
「お客さんからの要望が多い」
などと言われています。
そして、関東圏ではお馴染みの「ホッピー」ですが、関西圏には馴染みがありません。
居酒屋でも取り扱っていない所が多いです。
「ホッピー」目当てで行く際には、事前に確認をした方が良いかも知れません。
【おすすめのブレンド・カクテル】
ホッピーにブレンドする、おすすめのカクテルを紹介します。
・ 基本のホッピー
焼酎をホッピーで割って飲むのが、やはり定番の飲み方です。
「ホッピー」は商品名ですが、この焼酎のホッピー割の事も「ホッピー」と呼ばれています。
甲類焼酎がおすすめで、焼酎1に対してホッピー5、という配合が黄金比と言われています。
この配合で、アルコール約5%のホッピーになります。
凍ったジョッキに冷えたホッピーを勢いよく注ぎ、泡を立てるのが王道です。
・ 黒ホッピーとハーフ&ハーフ
「黒ホッピー」とは、4種類の麦芽をブレンドした物で、日本人の味覚に合わせて作られています。
この黒ホッピーとホッピーを、1対1で合わせて作ります。
1度飲むと癖になるという人も多く、非常に味わい深い飲み口になります。
・ ホッピーと白ワイン
ホッピースプリッツァーになります。
スパークリングワインのようになり、とても喉越しの良いカクテルとして味わう事が出来ます。
・ ホッピーとコーラ
焼酎とホッピーとコーラの組み合わせです。
コーラの甘みが足されて、飲みやすくなります。
・ ホッピーレッドアイ
ご存知「レッドアイ」は、ビール+トマトジュースで作ります。
ビールをホッピーに変えてトマトジュースと合わせた物が「ホッピーレッドアイ」です。
レッドアイは、二日酔いになりにくいと言われていますが、ホッピーレッドアイは、アルコール度数0.8%以下になるので、更に二日酔いにはなりにくいのです。
・ リキュールと合わせて
「ホッピー」は癖も少なくアルコール度数もわずかなので、様々なリキュール類と合わせて楽しむ事が出来ます。
ジン、ウォッカ、ライチ、梅酒など様々なリキュールと合わせて、オリジナルカクテルを楽しみましょう。
◯ おいしく飲める料理は?
BSで放送されている「吉田類の酒場放浪記」で、吉田類さんがよく飲んでいる「ホッピー」は、本当においしそうです。
そして、一緒に食べている料理もどれもおいしそうですよね。
「ホッピー」は、脂をさっぱりさせてくれる味わいなので、こってりした物や揚げ物が相性が良いです。
「牛すじの煮込み」
「もつ煮」
「レバーの半生焼き」
「豚キムチ」
「ハムカツ」
などといった料理が合うでしょう。
反対に、「刺身」や「生魚」などは合わないという人が多いです。
こってり系のおつまみと、スッキリした喉越しのホッピーをうまく組み合わせて楽しみましょう。
◯ 飲み過ぎにはご注意を!!
「ホッピー」は、アルコール飲料ではありません。
しかし、0.8%のアルコール分は含まれています。
あくまでも、定義上アルコール飲料と呼ばれないだけです。
飲みやすいため、お酒の弱い人でもおいしく飲む事が出来るので、ついつい量も増えてしまいがちになります。
しかし「ホッピー」も、たくさん飲むと酔う人もいますし、車の運転が可能な基準値を超えて酒気帯び運転になる場合もあります。
くれぐれも、飲み過ぎには注意して下さい。
そして、運転する予定のある時や、妊娠中の人や未成年の人は飲むのを控える事をおすすめします。