田舎に帰りたい! 都会での結婚生活に疲れた妻たちの嘆き!
結婚を機に地方から都会に引っ越したという女性はたくさんいます。
都会での新しい環境での生活に、期待と不安でいっぱいの思いで臨んだことでしょう。
しかし、そんな人たちの中から聞こえてきます、「田舎に帰りたい!」という心の叫びが。
どうする事もできずに、心底悩んでいる人も少なくはないのです。
夢や憧れに満ち溢れていた頃
生まれ育って慣れ親しんだ地元の地を離れるきっかけはなんだったのでしょうか?
その理由のひとつにあるのはやはり「結婚」でしょう。
都会の人と知り合い、結婚する事になった際相手の仕事の都合や住居の関係等の理由で、相手の住む都会へ移り住む事を決意します。
家族や友達に囲まれて幸せに暮らしていた土地を離れる事にかなり悩んだあげくに決めた人もいれば、勤めていた会社を辞めて移り住む決心をした人もいるでしょう。
不安は尽きませんが、好きな人と結婚して、二人で新しく始める生活に胸躍らせていたのではないでしょうか?
元々、都会に憧れを抱いていた人ならば、なおさら夢が叶って嬉しい気持ちでいっぱいだったと思います。
実際に住み始めてみても、憧れていた世界での新婚生活は見るもの全てが新鮮で、夢のように過ぎて行きます。
やがて子供を授かり、子育てをしていく中で、社会との関わりも今まで以上に必要不可欠になって行きます。
そんな頃から、少しずつ何かが違うと思い始めるのです。
「田舎に帰りたい!」
住み慣れない都会で子育てをしながら毎日生活していくうちに理想と現実の違いに気付き苦しみ始めます。
憧れていた都会は、自分にとっては住みにくい場所だということに気がつきます。
都会の人は冷たくて馴染めないと感じます。
近所に話をしたり、親しく付き合えるような人がなかなかできません。
方言を笑われるので、友達も作れません。
仕事を探すにもまわりがみんな怖く思えてできずに、結果、家に引きこもってしまいます。
子供を連れて外に出てもどこに行けばいいかわからないし、公園などに同じようなママさんがいてもうまく話ができません。
何とかしなければと、習い事に挑戦してみても、やはりまわりと馴染めずに1人浮いてしまい、結局辞めてしまいます。
そんな毎日を繰り返しているうちに、「田舎に帰りたい」と、毎日思うようになっていきます。
さらなる絶望
辛い状況の時に頼りになるのは旦那さんの存在です。
旦那さんが奥さんの話をきちんと聞いてくれて、気持ち理解してくれる人なら幸せです。
しかし、そうではない場合もあります。
仕事が忙しく、家庭のことまで頭がまわらないという男性は少なくありません。
男性は脳の構造的にいくつもの事を同時にする能力が、女性より劣っていると言われています。
日々の悩みを旦那さんに打ち明けても、「自分で何とかするしかないだろう」とか「人任せばかりで、自分の努力が足りないからだろう」と冷たく言われてしまうと、もうどうする事もできません。
「母親なんだから、もっとしっかりしろ」などと言われた日には、絶望以外の何の感情も浮かびません。
全てを否定されたような気持ちになってしまい、手詰まり状態になってしまうのです。
「田舎」から「都会」にはもう戻れない!
疲れた心と体を癒すために、時々子供を連れて地元に帰省するという人もいるでしょう。
その度に、田舎の居心地の良さを思い知らされてしまうのです。
家族や親戚、友達はみんな優しく接してくれます。
怖い都会の人たちとは大違いです。
子供の事も、みんなで可愛がってくれます。
自然に囲まれて、空気も綺麗だし、子供を育てる環境としてはベストだなと実感します。
子供も、みんなに愛されて幸せそうにしているし、やっぱり自分にはここが1番なんだと確信するのです。
そして思います。
「あんな夫とは離婚して、子供と一緒に田舎に帰って来たい!」と。
実際に、そのまま離婚して都会には戻らなかったという人もいるのです。
それが1番ならそれもアリ!
田舎から都会に移り住み、結婚して子育てをしていく中で、このような悩みを抱えて生活している人はたくさんいます。
1人でさえ馴染めない環境というのがあるのに、子供を育てるとなるとなおさら直面する問題は多くあるでしょう。
そんな人に言いたいことはただ一つです。
「1人で悩まないで下さい」ということです。
誰かに助けを求めてください。
旦那さんが頼りにならないならば、遠く離れていてもいいので地元の友達に相談しましょう。
都会の自治体が怖くて相談できなければ、親でも親戚でもいい、話をしやすい人に助けを求めてください。
誰でもいい心を開いて話せる人に助けてと訴えてください。
そうしなければ、身も心も壊れてしまいます。
そして、自分と子供にとって1番いい選択肢を探して選んで下さい。
ただ、愚痴を聞いてくれるだけですっきりするなら地元の人を頼りましょう。
1番の選択肢が、「田舎に帰る」ことならそれもアリです。
1人で抱え込まないようにしましょう。