毎日乗る電車、できれば快適に利用したいです。
しかし、多くの人が利用するため、マナーを守れない人も存在します。また、自分でも気がつかないうちに、人に迷惑をかけていることもあるでしょう。
周りの人が迷惑する、不快に感じる迷惑行為は慎みましょう。
1・寄りかかられる‥うざいし、気持ち悪い
電車での寄りかかりはマナー違反です。電車の揺れが心地よく、つい、ウトウトしてしまいますが、寄りかかれたほうがたまったものではありません。
知らない人に密着されるのも気持ちが良いものではないし、整髪料や皮脂の匂い、香水の匂いなど他人の匂いに気持ちが悪くなることもあります。
隣に座る人に寄りかかられたら、という対処法も色々な方法もインターネットで検索できますが、最も多く、効率的なのは「席を離れる」です。せっかく座れた場所を相手のせいで手放すのも癪ですが、ずっと寄りかかられて重い思いをするよりはましでしょう。
溜飲を下げたいのなら電車の出発、到着(スピードが緩む、速まる)のタイミングで席をたつと、寄りかかってきていた相手がひっくり返る間抜けな状況がみられます。
逆に、寄りかからないようにする方法は「寝ない」ことです。眠くて耐えられない時は、端の席を選んだり、バックを抱えてそこで頭を支えたりなどする対処をしましょう。
迷惑はかけてもかけられても気持ちのいいものではありません。
2・電車が混雑時のリュックめちゃうざい
日本民営鉄道協会による車内での迷惑行為ランキングで、堂々と一位を獲得したのは「荷物の置き方・持ち方」です。
最も迷惑に感じるのは、リュックやショルダーバック等、背中や肩など持ち手の意識が届かない場所で持っている荷物についてでした。
リュックを背負っていると背中のリュックが背もたれになり圧力が分散され、自分では何も感じませんが、後ろにいる人は苦しい思いをしています。
体に当たるリュックの一部分から、リュックを背負う人の体重を受け止めているためです。
リュックは意識の向かない背中に背負っているため、自分が周りに迷惑を欠けていると気がつきにくいです。
荷物に意識が行くように、混雑している電車では背から下ろして手に物などの配慮をしましょう。
また、座席上の棚網に入れる、リュックを前に抱える、混雑している電車は避けるなどの配慮が必要です。
3・イヤホンの音漏れ気になるしうざい
イヤホンから漏れ聞こえるシャカシャカ音にイライラします。
多くの人は無視したり、睨んだり舌打ちなどして迷惑アピールをしますが、当の本人はまったく気になりません。
周りの音とと一緒に、周りを意識する感覚もシャットアウトしています。
直接注意できればそれに越したことはないですが、逆ギレも怖いです。
注意する勇気がなければ、哀れんであげましょう。
耳が壊れていることを、周りを気遣いする心が死んでいることを、性能の良いイヤホンを買えないことを。
それだけでだいぶ溜飲が下がります。
「人のフリ見て我がフリ直せ」です。自分のイヤホンから音漏れがしていないか確認しましょう。
4・荷物で一人分の席、占領してますよね?
車内迷惑行為ランキングで一位を獲得した「荷物の置き方、持ち方」は、混雑している電車でのリュックの使用問題だけではありません。
次いで迷惑と思われる行為に「座席に置かれた荷物」があげられています。
これは第3位の座席の座り方にもノミネートされていて、座席を詰めて座らない、座席に荷物を置く行為も非常に迷惑な行為とされています。
中には、身知らずの人が隣に座って密着するのがいや、という理由で荷物を置く人もいますが、それは自分勝手な考え方だと言わざるを得ません。
電車が空いていても荷物は自分の膝の上、および網棚の上がマナーです。
5・電車で寝るなとは言わない 迷惑をかけるな
保安の点からも考えると電車で寝る行為は盗難や痴漢の危険度がグンと高くなるのでおすすめできません。
また、マナーの点でも公共の乗り物での居眠りは、寄りかかりなど人を不快にする行為を招くので眠気はグッと我慢しましょう。
と、いっても電車の揺れは眠気を運んできます。体調が悪かったり疲れが溜まっていると眠りの欲求に抵抗できず心地よい夢の世界へ引き込まれます。
眠い時には周りに迷惑をかけないように自衛しましょう。寄りかからないようにカバンを抱え込んで頭を固定するというのも一つの手です。
眠らないように、ガムやミントタブレットを噛むというのも有効です。また、ふくらはぎに刺激を与えて眠気を引き起こすという方法もあります。
方法は簡単で座っている状態で、腰を1センチ浮かせてその体勢を5秒キープします。これを三回繰り返すと、足を踏ん張ることで、脳に血液が行き渡り眠気が吹っ飛びます。
電車はたくさんの人が乗る公共の場所です
迷惑行為はマナー違反でもあり、思いやりに欠けた行動です。少し周りに注意を向けることで人に迷惑をかける行為は防げます。
迷惑行為をしている人に注意することもいいですが、相手によってはいざこざに発展しかねません。十分気をつけましょう。