納豆は100回混ぜると美味しくなる。
そんな話を1度や2度耳にしたことはないでしょうか。
がっ…!!実は、納豆をどれだけたくさんかき混ぜても、残念ながら栄養価が変化したり、アップすることはないようです。汗
しかし、納豆自体元々大変栄養価の高い食べ物で、5大栄養素と言われるタンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルが含まれております。
納豆のネバネバに含まれる「ナットウキナーゼ」には血管の中の血栓を溶かす作用がある事もわかっており、体内の健康維持や若返りには大変効果的な食べ物です。
しかし!栄養価の変化は見られませんが、納豆はかき混ぜればかき混ぜるほど、旨味成分がアップして、より旨味がアップし美味しく頂けるようになることは検証によりわかっています。
今回はそんな、納豆をかき混ぜることによる味の変化の過程や、更においしく頂けるコツなどをご紹介していきたいと思います。
【納豆は混ぜるほど美味しくなる!!】
元々納豆の中のネバネバは、
グルタミン酸
と
y-ポリグルタミン酸
という成分が鎖のように何重にも結合した高分子物質で生成されています。
それをかき混ぜることによって、旨味成分のグルタミン酸が分離し、納豆はより旨味が増すのです。
かき混ぜる回数は、糸が切れるようになるまで。
というのが通説として多いようですが、一体何回も混ぜれば美味しくなるのか、気になるところですよね。
回数には正解は無いようですが、20回以上から旨味成分が高まることがわかっています。
また、農林水産省食品総合研究所の発表によると、
混ぜる回数100回→旨味成分(アミノ酸量1.5倍)、甘み成分2.3倍
混ぜる回数200回→旨味成分(アミノ酸量2.5倍)、甘み成分3.3倍
混ぜる回数300回→旨味成分は変わらず、甘み成分4.2倍
ということが発表されています。
結果、混ぜれば混ぜる程旨味や甘みは上がっていくが、ある程度に達すると限界がある。
その為、労力や時間が許せば200回〜300回程度混ぜると、より美味しく納豆を食べることができることがわかりました。
次は、美味しく頂くための
【タレは後入れ?先入れ?タイミングについても調べてみました!】
スーパーで売っている納豆の9割は付属のタレがついていますね。
昆布ダレ、卵醤油味、ポン酢ダレ、大根おろしダレ、どれも味の決め手として大変大きな役割を担っています。
タレを入れてから納豆を混ぜる派、納豆を混ぜてから入れる派、様々だと思いますが、美味しく食べるポイントは、混ぜた後にタレを入れる方が旨味を引き出すことがわかっています。
はじめにも少し触れましたが、納豆の旨味成分は鎖状に結合しているため、はじめに混ぜることにより、鎖を解いてグルタミン酸が溶け出た状態でタレを入れた方が旨味がアップします。
逆に先にタレを入れてしまうと、納豆の鎖を解く力が加わりきらない為、ぜひしっかりと混ぜてから、タレは後入れして頂く方法がおススメです。
【納豆の為の面白アイテム】
納豆をおいしく楽しく食べるための、面白アイテムをご紹介したいと思います。
納豆好きな方は1度は聞いた事があるでしょうか?
納豆をおいしく食べる為、機械で回して混ぜることが出来る
「魯山人納豆鉢」
タカラトミーが以前発売しながらも、2014年に残念ながら廃盤になってしまった商品です。
しかし、その後2017年11月に
「究極ののNTO-なっとう」
がリニューアルして発売されました。
こちらの機械には2パターンの混ぜ機能が搭載されており、
・究極モード
・無双モード
の二つのモードがあります。
「究極モード」では、倍速回転のギアによって、約1分30秒で424回かき混ぜた究極の納豆を作ることができる。
また、もう一つは「無限モード」
その名の通り、無限に混ぜることが可能で自分だけの究極の納豆を作り出すことが出来るようになっています。
どちらにも進行状況が表示されるようになっており、醤油をを入れるタイミングや完成のタイミングで蓋が開きます。
また、同社からは「究極のTKG卵かけご飯」という、卵の卵白をベストな状態にまで泡立てる商品も発売されており、組み合わせて使うことにより、よりパワーアップした美味しい納豆卵かけご飯を食べる事も可能です。
【まとめ】
多くの日本人が大好きで、奥の深い納豆。
今回の記事を参考に、自分だけの究極納豆を見つけて頂ければと思います。